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Logicool G715・G515 RAPID・G512 X 75比較: 無線、薄型、磁気スイッチの選び方

Logicool GのG715、G515 RAPID TKL、G512 X 75を比較。無線、ロープロファイル磁気式、デュアルスワップの違い、国内価格、発売時期、ラピッドトリガーとJIS配列の注意点を整理する。

Logicool G715・G515 RAPID・G512 X 75比較: 無線、薄型、磁気スイッチの選び方
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対象:

Logicool GのJIS配列テンキーレスを、ゲームと作業の兼用で探している人向け。雲型パームレストと無線のG715、薄型磁気式のG515 RAPID TKL、磁気式とメカニカルを混在できるG512 X 75を、接続、キー高さ、交換性、価格、ラピッドトリガーで比較する。

この記事のポイント

調査基準日と範囲

本記事の調査基準日は2026年7月17日です。日本向けのLogicool G製品ページとプレスリリースを価格・仕様の基準にします。

提供レビューやSNS投稿が増えた時期と、製品の発売日は同じではありません。本記事ではレビューの新しさではなく、製品世代と現在の用途で比較します。

本記事は公式仕様によるデスク調査で、編集部による試打、入力遅延、打鍵音の測定は行っていません。打鍵感と手首への負担は、店頭試用や返品条件を含めて判断してください。

まず結論: 3機種は優劣より設計目的が違う

G715はLIGHTSPEEDとBluetoothを備え、雲型パームレスト、RGB、White Mistの外観を含めたデスク環境を作る製品です。通常のGXメカニカルスイッチで、ラピッドトリガーを選ぶ機種ではありません。

G515 RAPID TKLは、薄型2.5mmストロークの磁気アナログスイッチを使い、ラピッドトリガーとKEY PRIORITYを低い筐体で使う有線モデルです。手首を高く上げたくないFPSプレイヤーに向きます。2

G512 X 75は、全キーでメカニカルスイッチのホットスワップに対応し、指定された41キーでは磁気式アナログスイッチも使えるデュアルスワップが特徴です。価格と厚みは増えますが、ゲーム用キーだけを磁気式にする選択ができます。1

目次

  1. 3機種の位置付け
  2. 価格と主要仕様の比較
  3. G715は無線とデザイン
  4. G515 RAPIDは薄型磁気式
  5. G512 X 75はデュアルスワップ
  6. 競技機能と作業用途の注意点
  7. 用途別の選び方

メカニカル、磁気、デュアルスワップを分類

種類 入力の検出 主な機能 非対応・制約 該当機種
通常メカニカル 接点が作動した位置 明確な打鍵感、一般的なゲーム入力 作動点を連続調整できない G715
磁気アナログ 磁石の位置を連続測定 作動点、ラピッドトリガー、キー優先 対応スイッチとソフトに依存 G515 RAPID
デュアルスワップ キー位置により接点式・磁気式 打鍵感と高速入力を混在 磁気式を使えるキーが限定 G512 X 75

「ホットスワップ」は、キーボードの電源を入れたまま交換する推奨ではなく、はんだ付けなしで対応スイッチを交換できる構造を指します。交換時はUSBを外し、対応形式と向きを確認する方が安全です。

磁気式もメーカー間で完全互換とは限りません。磁石の極性、位置、センサー、ステム、ストロークが異なるため、Logicoolが示す対応部品を使う必要があります。

別メーカーのJIS配列磁気式との違いは、Pulsar PCMK 3 HE TKL something版の仕様比較で確認できます。

価格・接続・機能を比較

項目 G715 G515 RAPID TKL G512 X 75
公式価格の基準 税込2万7280円 税込2万5850円 税込3万2780円
発売時期 2022年世代 2025年10月9日 2026年6月11日
接続 LIGHTSPEED、Bluetooth、有線充電 USB有線 USB有線、最大8,000Hz
スイッチ GXメカニカル 薄型磁気アナログ メカニカル+指定41キーで磁気式
総ストローク 通常高のメカニカル 2.5mm 通常高、スイッチで変化
ラピッドトリガー 非対応 対応 磁気式を入れたキーで対応
ホットスワップ 公式の主機能ではない 公式の主機能ではない 全キーでメカニカル、41キーでデュアル
パームレスト 雲型を同梱 なし 別売り税込6490円

価格は公式ストアの通常表示を基準にしています。G715はセールやスイッチ種類で実売が変わり、G512 Xのパームレストは7月16日発売の別商品です。13

G715: 無線、外観、メディア操作を優先

G715は87キーのテンキーレスで、LIGHTSPEED低遅延無線、Bluetooth、有線利用を切り替えられます。最大輝度でRGBを点灯した条件の公称電池は30時間です。3

強み 役立つ場面 注意点
LIGHTSPEED無線 ゲーム用の低遅延無線 USBレシーバーを使用
Bluetooth ノートPCやタブレットとの切替 競技用途はLIGHTSPEEDを優先
雲型パームレスト デザイン統一と手首の支持 高さ・柔らかさの好みがある
音量ローラー・メディアキー 作業中の音量変更 机の奥行を約157mm使う
GXスイッチ リニア・タクタイルなどを選べる 作動点調整やRTはできない

本体は約976gで、軽量な持ち運び用ではありません。無線の利点は頻繁にバッグへ入れることより、ケーブルを外して机やソファで位置を変えやすい点にあります。

G715の雲型パームレストが注目されても、現行の磁気式新製品になったわけではありません。反応点を調整したい場合は、G515 RAPIDかG512 Xを選ぶ必要があります。

G515 RAPID TKL: 薄さとラピッドトリガーを両立

G515 RAPIDは、高さ約22mm、総ストローク2.5mmのロープロファイル磁気式です。重量は約800gで、有線接続を前提にします。24

ラピッドトリガーは、押し込みの固定点ではなく、キーが戻った距離に応じて入力を解除します。FPSの左右移動や連打で、キーを底から大きく戻す時間を減らせます。

KEY PRIORITYは、左右など反対方向キーを同時に押した場合の出力規則を設定する機能です。新しく押したキー、優先キーなどを選べますが、ゲームや大会の規則で制限される場合があります。

薄型は手首の角度を抑えやすい一方、2.5mmの短い底打ちは通常高スイッチと感覚が異なります。長文入力では、押下圧、底打ち音、キーキャップの面積を試打で確認してください。

G512 X 75: ゲーム用キーだけ磁気式にできる

G512 X 75は75%レイアウトで、矢印や機能キーを残しながらTKLより横幅を縮めます。全キーで一般的な対応メカニカルスイッチを交換でき、WASDなどを含む指定41キーではTMR磁気アナログスイッチも使用できます。1

構成例 磁気式にするキー メカニカルにするキー 狙い
FPS中心 WASD、Shift、Ctrl、Space 文字・記号 移動だけRTを使う
作業兼用 ゲームで使う少数キー 文章入力の大半 打鍵感と速度を分ける
全体カスタム 対応41キーを用途別に変更 残りを好みの軸 キー単位で感触を作る

製品には磁気式スイッチが全キー分付属するわけではありません。付属数、追加スイッチの価格、対応キー位置を購入前に確認してください。

最大8,000Hzの有線レポートレートは、理論上の報告間隔を短くしますが、PC負荷とUSB相性が出る場合があります。1,000Hzとの差を感じない環境では、安定性を優先して下げる選択も合理的です。

ガスケットマウント、吸音、ダブルショットPBTキーキャップ、2つのダイヤルも特徴です。速度だけでなく、打鍵感と物理操作を含めた高価格モデルとして見る必要があります。

作業兼用で見落としやすい点

JIS配列でも75%はキー位置が詰まる

G512 X 75は、TKLのG715やG515より一部のキー間隔が詰まり、Delete、Home、Page Upなどの位置が変わります。表計算や文章校正で使うキーを確認してください。

JISとUS配列の基本的な差を整理したい場合は、JIS版とUS配列の違い・日本語入力設定も参考になります。

G715とG515はTKLで機能キー列と矢印を残しますが、テンキーはありません。数値入力が多い場合は、G512 X 98や別置きテンキーも比較対象です。

G HUBへの依存範囲

ラピッドトリガー、作動点、KEY PRIORITY、RGB、ダイヤル割り当てはLogicool G HUBで設定します。会社PCでソフトを入れられない場合や、大会PCへ持ち込む場合は、オンボード保存の範囲を確認する必要があります。

ファームウェア更新後は設定が変わる可能性があるため、重要なプロファイルを記録し、更新前後に動作を確認してください。

キー優先機能の規約

ハードウェアやソフトに搭載されている機能でも、競技で常に許可されるとは限りません。ゲーム利用規約、大会ルール、主催者の判断を優先します。

個人の通常プレイでも、入力補助がアンチチートやゲーム側の更新で扱いを変える可能性があります。設定名だけでなく、実際にPCへ何を出力する機能かを理解して使う必要があります。

用途別の選び方

目的 有力候補 向いている理由 注意点
ケーブルをなくしたい G715 LIGHTSPEEDとBluetooth RTなし、約976g
薄型でFPSを遊ぶ G515 RAPID 2.5mm磁気式、RT 有線、スイッチ交換性
打鍵感を作り込みたい G512 X 75 デュアルスワップ、ガスケット 価格、追加スイッチ
仕事とゲームを一台で G715またはG512 X 無線か軸混在を選べる 配列とG HUBを確認
数値入力が多い 98%や別テンキー テンキーを確保できる マウス空間が減る

最終結論

G715、G515 RAPID TKL、G512 X 75は、見た目が近いゲーミングキーボードでも、設計目的が違います。G715は無線とデザイン、G515は薄型高速入力、G512 Xはキー単位のスイッチ構成が中心です。

FPSだけで選ぶならG515の薄さとG512 Xの拡張性を比較し、無線が必須ならG715が残ります。レビューの公開日を新製品の発売日とみなさず、接続、ストローク、JIS配列、ソフト依存、競技規約を同じ表で判断してください。


  1. ロジクール「G512 X 75/98 有線ゲーミングキーボードを発売」(2026年5月21日、価格、発売日、デュアルスワップ、8,000Hz) 

  2. ロジクール「G515 RAPID TKLを発売」(2025年、価格、発売日、薄型磁気スイッチ) 

  3. Logicool G「G715 製品情報」(接続、電池、寸法、重量。価格・在庫は変動) 

  4. Logicool G「G515 RAPID TKL 製品情報」(国内仕様と設定機能)