対象: Rainy75の接続方法、接続先の切り替え、再ペアリングを知りたい人
Rainy75は有線、2.4GHz、Bluetoothの3方式に対応する。2026年7月16日時点の公式ガイドに沿って、インジケーターの見方と、つながらないときの確認順を整理する。
この記事のポイント
Fn+Tabで接続モードを切り替え、Escが有線、F4が2.4GHz、F1〜F3がBluetoothを示す。1- Bluetoothは3台分のスロットを持ち、選択した
Fn+F1/F2/F3を長押しすると再ペアリングできる。 - 安定性を優先する設定作業とファームウェア更新には、有線接続を使う。
3つの接続方式を先に比較する
Rainy75はBluetooth、2.4GHz、USB-C有線の3方式に対応する。2 どれが常に最適というわけではなく、使う機器と目的で選ぶ。
| 接続方式 | 向いている用途 | 必要なもの | 主な制約 |
|---|---|---|---|
| USB-C有線 | VIA設定、ゲーム、問題の切り分け | データ通信対応ケーブル | ケーブルが机上に残る |
| 2.4GHz | 低遅延と無線を両立したいPC | 専用USBドングル | USBポートと電波対策が必要 |
| Bluetooth | PC・タブレット・スマホの切り替え | Bluetooth対応機器 | 遅延とスリープ復帰を考慮する |
公式仕様は、ポーリングレートを有線・2.4GHzで1000Hz、Bluetoothで500Hz、遅延をそれぞれ2ms、3ms、約8msと記載している。3 これらはメーカー公称値で、PC、電波環境、電力設定、アプリによって体感は変わる。
接続モードはFn + Tabで切り替える
Rainy75では Fn + Tab を押すたびに接続モードが切り替わる。公式ガイドのインジケーター対応は次のとおり。1
| 光る位置 | 選ばれているモード |
|---|---|
| Esc | USB-C有線 |
| F4 | 2.4GHz |
| F1 | Bluetooth 1 |
| F2 | Bluetooth 2 |
| F3 | Bluetooth 3 |
ケーブルを挿しただけで有線モードになるとは限らない。VIAが認識しない、2.4GHzにつながらないというときも、まずインジケーターを確認する。
USB-C有線で接続する
- Rainy75とPCをデータ通信対応のUSB-Cケーブルで接続する。
Fn+Tabを押し、Escのインジケーターを選ぶ。- 文字入力を確認し、必要ならVIAを開く。
有線は、キーボードの充電だけでなくデータ通信が必要になる。充電専用ケーブルでは、LEDが点灯してもキー入力やVIA接続ができない場合がある。
VIA用JSONの読み込み方は Rainy75のVIA設定方法 に分けている。ファームウェア更新が必要と公式に判断された場合も、有線モードで行う。4
2.4GHzで接続する
- Caps Lockキーの下にあるバッテリースイッチをオンにする。
- Rainy75付属の2.4GHzレシーバーをPCのUSBポートへ挿す。
Fn+Tabを押し、F4が点滅するモードを選ぶ。- 接続後にインジケーターが点灯状態になることを確認する。
2.4GHzが途切れる場合、WOBKEYはUSB 3.0機器やルーターなどの干渉源からレシーバーを離し、USB延長ケーブルを使い、キーボードとの距離を15cm以内にする方法を案内している。1
これは「2.4GHzなら常に15cmまでしか使えない」という仕様ではない。安定性を優先するための公式推奨条件として読む。
Bluetoothで1〜3台を登録する
Rainy75はBluetooth機器を3台まで登録できる。スロットごとの組み合わせは次のとおり。1
| スロット | 選択・ペアリングキー | 表示名 |
|---|---|---|
| Bluetooth 1 | Fn + F1 |
Rainy75-1 |
| Bluetooth 2 | Fn + F2 |
Rainy75-2 |
| Bluetooth 3 | Fn + F3 |
Rainy75-3 |
初回のペアリング手順は次のとおり。
- バッテリースイッチをオンにする。
Fn+TabでF1、F2、F3のいずれかを選ぶ。- 選んだスロットと同じ
Fn+F1/F2/F3を長押しする。 - インジケーターが速く点滅したら、PCやスマホのBluetooth設定を開く。
- 対応する
Rainy75-1、Rainy75-2、Rainy75-3を選ぶ。
別の登録済み機器へ移るときは、Fn + Tab で対応するF1〜F3を選ぶ。再登録したい場合は、OS側で古い登録を削除しただけで終わらせず、Rainy75側も同じスロットのキーを約3秒長押ししてペアリング待機へ戻す。5
WindowsとMacの配列モードも確認する
接続できているのに修飾キーやファンクションキーの動作が違う場合は、OS配列モードを確認する。Rainy75はWindowsモードが初期値で、Fn + M を3秒長押しするとWindowsとmacOSの配列を切り替え、その設定を本体に保存する。1
この切り替えは、ANSIの物理配列をJIS配列へ変換する機能ではない。Windows用とMac用の修飾キーなどを切り替える操作であり、記号位置や日本語入力はOS側の配列設定とも一致させる必要がある。
接続できないときの確認順
| 症状 | 確認すること | 対応 |
|---|---|---|
| 有線で光るが入力不可 | ケーブルがデータ通信対応か | 別ケーブル、別USBポートで試す |
| 2.4GHzが途切れる | USB 3.0機器やルーターが近いか | レシーバーを延長して近づける |
| Bluetooth一覧に出ない | 選択スロットを長押ししたか | F1〜F3の該当キーを約3秒長押し |
| 以前のPCへ戻れない | 別スロットを選んでいないか | Fn + Tab で登録スロットを選ぶ |
| すぐスリープする | 無操作状態か、電池が少ないか | キーで復帰し、Fn + Space で残量確認 |
公式マニュアルでは、未接続または無操作時に約1分でスリープし、任意キーで復帰すると説明している。4 RGB版と非RGB版では、Fn + Space を押したときの残量表示方法が異なるため、点灯位置だけで故障と判断しない。
ワイヤレス使用中に残量が0%となり、USB-Cを挿してもすぐ反応しない場合は、Rainy75が充電切れで動かないときの対処法 に沿って、安全な充電、電源スイッチの入れ直し、有線モードの順に確認する。
それでも接続できない場合は、問題が有線、2.4GHz、Bluetoothのどれだけで起きるか、PCを変えても再現するかを記録して公式サポートへ伝える。いきなり分解やファームウェア更新へ進むと、原因が増える。
まとめ
Rainy75の接続は、Fn + Tab とEsc・F1〜F4のインジケーターを理解すると整理しやすい。設定作業は有線、PCで無線と低遅延を両立するなら2.4GHz、複数端末を切り替えるならBluetoothが基本になる。
不調時は、モード、電源スイッチ、ケーブルまたはレシーバー、OS側の登録という順で確認する。方式ごとの問題を混ぜずに切り分ければ、初期化や更新が本当に必要か判断できる。
参照元
-
WOBKEY, Rainy 75 Overview ↩
-
WOBKEY, Rainy 75 Specs ↩
-
WOBKEY, Rainy 75 User Manual ↩↩
-
WOBKEY, Rainy 75 Troubleshooting ↩